三重目

「こやの段」すなわち、小屋裏である。

「南北の破風に四畳半之御座敷(3-1,3-2)」とあり、後発の天守にもこの辺りに唐破風の出窓が存在する物も在る。恐らく安土城を模倣したのだろう。よって、「破風」とは唐破風の事であり南北に存在すると考えられ、大棟の向きは東西と判断できる。また、『天主礎石から見える事』でも明記したが、力学的にも棟向きは東西以外有り得ない。

では、何故四畳半なのか。それは構造的に下階と関連している。

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